1965年に発売されたジョンコルトレーンの集大成とも言うべきアルバムですね。
全曲の作曲、組曲という構成、僅かではあるが自らの歌唱、ライナーノーツの寄稿など初めての試みばかりで、かなりの気合が感じられます。
しかもレコーディング時に譜面の使用は一切なかったらしく、簡単な指示のみでここまでの作品を作るのはすごいです。
ジョンのセンスもそうですが、メンバーの実力も相当のレベルだからこそでは…
収録内容
パート1:承認
パート2:決意
パート3:追求
パート4:賛美
メンバー
ジョン・コルトレーン ts
マッコイ・タイナー p
ジミー・ギャリソン b
エルヴィン・ジョーンズ ds
承認のド頭のサックスで完全に掴まれます。
その後抑揚や表情をつけつつ徐々に盛り上がっていきます!
決意では怒涛のピアノです。
速く激しい旋律が鳴り響きますね!
追求ではベースとドラムもガンガン前に出て、ピアノとサックスに対抗します。
もちろんピアノもサックスも負けてはいません。
最も激しく彩りのある一曲です。
賛美は一転しスローなテンポでのナンバーです。
ですが甘っちょろいバラードとは違い、魂の咆哮を感じるような深い味わいがあります。
カーオーディオやPCオーディオで聴いていますが、これはじっくりとピュアオーディオで聴きたいですね!
私のような素人には難しく、ジョンの音楽観を少しのぞいてみることができればいいのですが…
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