本日ののBGMはコナミのサウンドコンポーザーである、あさきの1stです。
これは一番最初にリリースされたものではなく、2012年にリマスタリングされて再リリースされたものです。
10曲入りのフルアルバムですが、2500円と良心的な定価設定。
収録内容はギターフリークスやドラムマニアに収録されていた楽曲のフルバージョンのつめあわせ。
プラス、オリジナルのベストアルバム的な内容になっています。
あさきさん本人はヴィジュアル系ではないと言っていますが…まあそう聴こえます(笑)
実質的なデビュー曲でもある蛹に始まり、この子の七つのお祝いにや月光蝶、赤い鈴などの人気曲が並び、個人的ベストの雫、長編のタイトルトラックである神曲など…
実に盛りだくさん!
曲調はダークでヘヴィ、歌詞は難解でおどろおどろしいものもあり歌詞カードを見ても歌えないものも(苦笑)
構築される世界観は荒廃と破滅的な色が濃く、聴き手を強烈に選ぶ作風になっています。
私のお気に入りは雫。
綺麗なメロディでこのアルバムでは非常に聴きやすい一曲になっていますが、内容は救われない悲恋歌です。
難しい言葉や古い言い回しも多く、表現も抽象的なため作品の大筋を読み取るのも難しいですが、簡単に解説すると明治や大正といった時代を背景に、貴族的な財閥の跡取りと町で普通の暮らしをする平民との恋を歌っています。
二人が結ばれることはなく、猛烈な反対と妨害で苦しんだ二人が選んだのは…心中という選択。
最悪の選択をする二人ですがそこに後悔はなく、あなたに会えてよかったと…
時代がそうさせたのか…
そういう時代があったということを考えつつ、一度聴いてみてください
身分違いの恋というのは、さまざまなところで題材にされていますが悲しいですね…
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