今回のネルドリップですが、私自身が初挑戦でそのうえ写真を撮りながらなのでかなり難しかったです(苦笑)
この淹れ方は経験がものをいうと思います。
原理はペーパーと同じで、それでいて通好みの味わいになるので愛好家にも人気の淹れ方ですが、お湯の注ぎ方とネルの扱い方で味は大きく変わります。
これは繰り返し練習してスキルをあげる必要があるため、初心者にはお勧めできません。
特徴的にはペーパーとプレスの間でしょうか。
ペーパーより目が粗いので、より旨味やオイルが出ます。
しかしプレスほどダイレクトには出ないので、うまく淹れられるとコーヒーの苦味と酸味に続く要素の、甘味を強く感じることができると思います。
今回は中煎りのツッカーノブルボンを粗挽きにして使用します。
一人分でおよそ20g。
本来向いているのは深煎り豆です。
このときにはお湯を沸かして少し置いて冷ましましょう。
適温は80度チョイです。
これは失敗の図です(苦笑)
ネルドリップでは濾過時間が短いため、最初は中心にぽたぽたと垂らすようにお湯を注ぎます。
注ぎ方を維持したまま、徐々に周囲へ注ぐ範囲を広げます。
この時に注ぎ手はお湯に集中し、ネルの手を動かして範囲を広げるのがコツです。
そしてある程度抽出が進んだ時点で、スピードを上げ目的量を抽出し、ドリッパーを外します。
ペーパーと同じで、粉のふち部分にはお湯を掛けないように!
これは粉に触れずにお湯が落ち、薄まる原因となるからです。
これで完成なんですが、さすがに今回はきつかった。
右手にお湯、左手にはネルとカメラのレリーズを持ち、液晶も見れずにノーファインダーで撮影しながらのネルドリップはできません(苦笑)
ですが、薄くもなくしっかり甘味を感じるコーヒーになったので満足です!
なんでしたら、ごとくのような三脚にセットして、置いて使うのも手ですね。
しかし…サイフォンのフィルターと同じで洗剤と乾燥はNGなので、しっかり水洗いをして水につけて冷蔵庫保管です。
大きいので邪魔ですね…
簡単になりましたがこれで…そこそこ上手く淹れられるようにはなりましたが、やはり一番難しい気がします。
左が私が使っているものです。
少量でもち手もシッカリしてるのがハリオですね。
目次
1.豆
|-焙煎度合い
|-豆のグレード
|-豆の保存
2.挽き方とメッシュ
|-コーヒーミルについて
3.淹れ方(器具)
|-ペーパードリップ(ハリオ)
|-ネルドリップ-現在のページ
|-フレンチプレス
|-サイフォン
|-マキネッタ
4.水と調味
|-砂糖
|-ミルク