ワーナーによる1998年製作の交渉人です。
監督:
F・ゲイリー・グレイ
キャスト:
サミュエル・L・ジャクソン
ケビン・スペイシー
デヴィッド・モース
ロン・リフキン
今作の主人公はアメリカのシカゴ警察に所属する人質交渉人です。
やや無茶な作戦で行動しますが、仕事はキッチリこなす一匹狼気質。
新婚ホヤホヤで幸せで充実した日々をおくっています。
しかしそんな折、何者かが警察の年金基金横領を行っているという情報を耳にします。
自らも管理委員であるため、事実なら見過ごせないと続報を待ちます。
続報を聞くために呼び出された主人公は、密会場所に向かいますが到着したときには仲間は殺害されていて…
その後は令状による家宅捜索の末に、身に覚えのない書類が自宅から発見され殺人・横領の嫌疑をかけられて連行。
司法取引のために一日の猶予を与えられた主人公は、怪しいとにらんでいた内務調査室へ単身乗り込むことに。
そこで局長を含む4人を人質に立てこもり、別の交渉人を指定して呼び出し、真相を解明するための頭脳戦が開始されます!
この物語の肝はずばり交渉です。
相手とのやり取りで心理を読んでうまく誘導し、自分に有利な状況を作り出す交渉を重ねます。
時には軽く、時には強く、大胆かつ慎重に物事を運びます。
別の交渉人を呼ぶのも、同じ凄腕の交渉人だからこそこちらの意図をくみ取り、協力を取り付けることができると考えたのですね!
しかし人命優先の交渉人と違い、警察の部隊は事件の早期解決のために突入作戦を優先します。
果たして主人公は疑いを晴らすことができるのか?
そして犯人は一体…
この作品はかなり昔に購入していたのですが、視聴は今日が初めてです。
140分近くある作品のわりに中だるみなく集中できたのは、その交渉による綱渡り的感覚がスリルをもたらし集中につながったのでしょう。
5千万ドルという制作費の割にはちょっと地味な感じはぬぐえませんが、深みのある渋い名画ではないでしょうか!
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