以前30年来の友人がプレゼントしてくれたものです。
ゲール語で静かな谷という意味のグレンリベット。
頑なに創業当時の製法を守り続け、仕込み水も200年にわたり同じものを使用しています。
また熟成期間にも拘り、最低でこの12年。
それ未満のものは製品化しないというやり方を貫いています。
これは樽の成分の溶出に関係があるようです。
創業者のジョージ・スミスは密造ではありますが、ウイスキー製造において高い評価を得ていました。
それが1824年に酒税法が改正されると同時に国からの許可を取得し、政府公認蒸留所の第一号として操業を始めます。
しかしそのために密造仲間からは裏切り者とされて、時には命も狙われたようです…
そのため常に銃を携帯し護身に気を使ったということですが、仲間も素直に喜べなかったのでしょうか(苦笑)
その後も高品質な製品を造り続け、高い信頼を得て現在に至ります。
味のほうはバーボン樽をメインとすることで、そこに由来する甘さが特徴となっています。
香りも華やかでフルーティ、初心者にも飲みやすい1本ではないでしょうか。
ウイスキーを飲みなれてくるとややパンチにかけるような気もしますが、安定感は抜群ですし、12年物のシングルモルトとしては購入のしやすさも魅力ですね!
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