なんか急に寒い!
朝晩が寒い!
なのに昼間は暖かい!
というわけでね、なんとも通しでは過ごしにくい時期になりました。
しかも最近、のどぼとけの上あたりに妙なしこりができているのを発見しました。
40歳という節目に、体に様々な異常が出始めています…
煙草も吸わずに酒も適量、サラダなどの野菜を多くとり、サプリで補強。
ほどほどにバナナとヨーグルト…
塩分も控えつつ健康には気を使っているのですが。
喉に炎症ができ凄いことになっているということで、刺激物を控えています。
珈琲も一日一杯で、酒は無し…飲みたいのですが(苦笑)
ソフトドリンクと豆乳、水で過ごしています。
今週はたまっていた自炊をメインとし、読んだのはこの一冊だけです。
第20回の日本ホラー小説大賞の優秀賞受賞作です。
作者は倉狩聡(くらがりそう)。
平成27年の彼のデビュー作です。
主人公は何事にも無気力でやる気のない20代の青年。
ある日海で小さな蟹と出会います。
その蟹は人語を解し、体のわりに何でも食べる奇妙な生き物です。
その蟹と共に生活をし、その餌代のために仕事も身を入れて務めるようになります。
しかし主人公が起こしてまう衝動的な殺人。
その死体の処理を蟹に頼むのですが…
蟹と主人公の奇妙な友情と、人の味を覚えた蟹。
捕食者と餌という関係が最後にはどういう結末を迎えるのか…
というような話なのです。
私は以前より物語に結構感情移入します。
動画やゲーム、漫画ではそこまでではないのですが小説に関してはその度合いが高いです。
そのため人の生き死に、正義と悪、アイデンティティやレゾンデートルなど考えさせられるものは心に刺さります。
まあフィクションなので気楽に楽しめばいいんですけど(笑)
そしてこの本はもう一作、百合の火葬という話が入っています。
こちらは子供を作らない決意をした私が言うのもアレですが、親と子というものをテーマに切ないホラーとなっています。
かにみそは結構なグロシーンがありますが、こちらはもっと淡い雰囲気でしょうか。
あちらより難解に感じましたね。
この作家さんは他の作品を知らないのですが、もし見つけたら読んでみたいと思わせる一冊でした!
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