作り方の三つ目はシェイクです。
これは動きも大きくカクテル作りで最も派手な技法です。
材料が混ざりにくい場合に用いられ、混ぜる、冷やすをメインに、アルコールの角を取る、味をまろやかにするといった効果もあります。
また、ソフトなシェイクか、ハードなシェイクか、振る回数や時間をどうするかによって仕上がりは変わってます。
動かしている上に中も確認できないので経験がものをいう技法です。
しかしまあ混ざっていればいいので、形にこだわらずに適当にやってみてください(笑)
最初にボディに氷を入れます。
量は氷などの状態によって調節してください。
締まっている氷であればなかなか溶けませんが、冷蔵庫の製氷機のものではすぐに溶けてしまうので…
次にレシピどおり材料を入れていきます。
水分に触れ、氷は溶け出すので迅速に!
全て入れ終えたら、ボディにストレーナ、トップの順にしっかりとセットします。
セットが不完全だと、振った瞬間もれます(苦笑)
私は以前に一度やらかしました…
セットする順番も守ってください。
トップを先にはめて、次にストレーナをボディにセットして振ると、内部の気圧変化の影響でトップは外れなくなります。
そうなると横っ腹に衝撃を与えるなどして内部に空気を入れるなどしないといけません。
気をつけましょう。
次に振るわけなんですが、写真のような形で胸の前に構えます。
右手の親指でトップを押さえ、小指と薬指で軽くボディをはさんで他の指を添える。
左手の親指でストレーナを押さえ、小指と薬指でそこを押さえて他の指を軽く添える。
しっかり持てたら矢印の順に振りましょう。
これを1セットとして5セットほど。
材料との相談で増減させます。
このときに指先で持つようにし、握りこまないように!
体温で一気に氷が溶けます。
青の服が光の関係で紫に(苦笑)
慣れてきたなら、一振りごとの氷の溶け具合をイメージすると上達は早いかもしれません。
また、卵や乳製品、それに類するドリンクを混ぜる時は普段よりも多く振るとか、強く振るなどの工夫が必要です。
ハードシェイクをすると氷の状態によっては、お酒の表面にアイスフレークを浮かせるなども出来ます。
お試しあれ!
この技法が出来れば作れるカクテルは爆発的に増えます。
私個人はステアのほうがかっこいいと思いますが、先にこっちを覚えるのがいいと思います。
おうちカクテルでは避けて通れない道ですので、頑張ってみてください!
目次
1.そもそもカクテルって何でしょう?
|-カクテルの歴史
2.カクテルの分類
|-カクテルのスタイル
3.バーツール
4.カクテルの作り方
|-ビルド
|-ステア
|-シェイク
|-ブレンド