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酒と物欲の日々 -Days of alcohol and greed-

Category: 音楽

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IMG_4020本日の一枚。

これは1962年にレコーディングされたビル・エヴァンスとジム・ホールという凄腕のデュオによるアルバムです。
一切の文字を廃した水面より沈みそうな女性のジャケットが印象的です。
収録されている音楽の雰囲気を端的に表しているようです。

パーソネルがピアノのビルとギターのジムの二人のみで、リードとバッキングのパートを巧みに入れ替え超絶技巧でのセッションを堪能できます。

このときのビルは盟友であったスコット・ラファロを交通事故でなくしたショックを引きずっており、なかなか実力を発揮できずにいたようです。
その時に企画されたのがこの一枚で、ジム・ホールとの共演暦はありませんでしたが、お互いに似たところを感じ通り見事な作品を作り上げていきます。

当初このアルバムは全編を通してバラードアルバムとして製作する予定だったのですが、二人の創作意欲から1曲目のマイ・ファニー・ヴァレンタインはありえないくらいの高速プレイになっています。
以前に紹介したマイルス・デイビスのクッキンに収録されている同曲とは似ても似つきません!完全な別物です(笑)
主題のオープニングからギターをリードとしたアドリブに入っていき、2:30前後からリードがピアノに移りすさまじく息のあったプレイで聴くものをグイグイ引き込んでいきます!

以降の5曲は予定通りのバラードとなり、人によっては1曲目だけでいいなんて人もいるようですがそれはもったいないですね(苦笑)
しっとりと聴かせるタイプの楽曲アレンジがメインで、耽美な雰囲気はビルの作風にもあっていて素晴らしいです!

残念ながらジム・ホールの作品はまだ聴いたことがないのですが、今回興味を持ったのでいずれは絶対に聴こうと思っています。

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