ホームバーで楽しむ、ウイスキーやスピリッツ、カクテルの紹介と解説

酒と物欲の日々 -Days of alcohol and greed-

Category:

厭魅の如き憑くもの

本格的に仕事が始まったはいいものの、急激な労働に体がついていかずに腰に激痛が発生しました(涙)
ギックリまではいかないのですがなかなか厳しいです…

さて毎日就寝前に読み進めていた本を読了しました。

三津田信三の刀城言耶シリーズの第一作、厭魅の如き憑くものです。

このシリーズはホラーとミステリーの融合を目指す作品群になっていて、殺人事件と探偵役というミステリー要素と、超常的な不可思議な出来事や呪いや祟りというホラー要素の二本立て。

戦争時から遠くない昭和の地方の山村。
神々櫛村(かがくしむら)で起こる怪死事件。

かなり引き込まれ、伏線回収、二転三転のどんでん返し、最後の締め方など非常に楽しめました。

しかし。

しかしです。
問題も多い作品に感じました。
というのも冒頭の専門的な解説・考察がかなりくどく、読み進めるのがここまで苦痛だった作品もありませんでした。
重厚感や雰囲気を出すためだと思いますが、まず使わないような難読漢字が多用されさらに拍車をかけていました。

トータル600ページを超える長編ですが、冒頭の分量は25%以上あったように記憶しています。
それを越えれば、漢字はともかくスイスイ読んでいくことができました。
ホラーとミステリーの両立はうまくいっていると思います。

山村で起こる不気味で不可思議な現象を、科学的な見地から理性的に観察するのは面白いです。

次作は冒頭の改善に期待。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

icon_f icon_t