今回紹介するのはハーブリキュールの一つ、シャルトリューズのヴェールです。
フランスのアルプスに近いシャルトリューズ修道院で18世紀に誕生したリキュールで、レシピは1764年にシェローム・モーベックにより完成。
もとはフランスの宮廷に伝わる不老不死の霊薬とされていた酒です。
どうもそのときまでは製法の困難さから製造されることはなかったようですね。
蒸留自体はアルプスの麓にある民間の企業にゆだねられていますが、調合レシピに関しては門外不出。
現在も3人の修道士しか知らず、同じ飛行機には乗らないなどの徹底した秘匿管理がされているらしい…
推測によると約130種類のハーブを独自の分量で配合、ブドウの蒸留酒に浸漬・蒸留を経て熟成の後にブレンドされ出荷されるようです。
度数も55度と高く、味はかなりスパイシー。
それこそ胡椒を口に含んだような刺激があります。
細かくは複雑すぎてまったくわかりません。
いかにもハーブといった味わいで酸味や苦味といった成分も含まれています。
アニス酒のペルノがそうであるように、ダメな人は絶対にダメなお酒かもしれません。
ですがこのお酒、かなり甘いんです。
もちろん砂糖などの甘さとは違いますが、後味にしっかりとした甘さを感じます。
カクテルとしてはシャルトリューズ・トニックが飲みやすいです。
テイクファイブなどもいいのではないでしょうか。
なんにせよ初心者お断りな感じですね(笑)
目次
1.お酒の定義、度数、プルーフ
2.醸造酒
3.蒸留酒
|-ジン
|-ウォッカ
|-ラム
|-テキーラ
|-ブランデー
|-ウイスキー
4.混成酒
|-ハーブ系
|-フルーツ系
|-ナッツ系