今日はステアについて見ていきましょう。
作るカクテルはジンベースのコンカ・ドラです。
材料はドライジン、チェリーブランデー、トリプルセック、マラスキーノの4点。
ステアは混ざりやすい材料を混ぜるときに使われ、素材の風味を壊すことなく作れます。
そのためにも、静かにすばやくを心がけましょう!
最初にミキシンググラスに氷を適量入れます。
私の場合は5~6個でしょうか。
そしてバースプーンを使ってかき混ぜます。
グラスを冷やして氷の角を取っているんです。
バーテンダーや店によっては水を注いで混ぜることもあるようです。
このときの混ぜ方ですが、スプーンの背をグラスに沿わせてねじれを上手く使って回しましょう!
カチャカチャ音が鳴るのはよくありません。
ストレーナの柄は、グラスの注ぎ口とは逆のほうへ。
このときは写真のようにストレーナを指で押さえておきます。
しっかり水を切ったら次へ。
人によってはここで氷を足すこともあるみたいですね。
このときの注意はすばやく迅速に。
メジャーカップの扱いにも慣れておきましょう。
この間にも氷は溶けていくので、時間をかけるとカクテルが薄くなってしまいます。
そしてバースプーンで手早く混ぜます。
回数は15~16回転を目安に。
スプーンは薬指と中指に軽く挟み、上部に人差し指と親指を添えて持ちます。
氷のときと同じように背を外に向けてグラスに沿わせ、人差し指と親指で支えながら薬指と中指を使って回します。
このときグラスの壁から離さず、底から浮かせてはいけません!
軽くスムーズに回せるように練習しましょう。
スプーンを抜くときは背を上にしてアーチを描くように。
慣れてくると自然と綺麗な動きができるようになります。
最後に氷のときと同じようにストレーナをセットしてグラスに注ぎます。
写真を撮るために左手はカメラを持っているので写っていませんが、必ずグラスを押さえておきましょう。
これで完成ですが、この技法のポイントはすばやくとスムーズな動きにあります。
ただ混ぜるなら適当にカチャカチャやってもいいんですが、風味を大事にするためにもきっちりと!
あとは美味しく楽しんでください。
ステアは魅せる技でもあるので、出来るとかっこいいですよ!
目次
1.そもそもカクテルって何でしょう?
|-カクテルの歴史
2.カクテルの分類
|-カクテルのスタイル
3.バーツール
4.カクテルの作り方
|-ビルド
|-ステア
|-シェイク
|-ブレンド